ご挨拶:ご利用に際して

理事長メッセージ
私共では、ご本人の今後(終末まで)の生活、あり様をできる限りより良き状態、状況に導くために、初診時に十分に時間をかけ(ほぼ90分)診療が行われます。その際、上記の1.~5.の評価の提示とともに、ご家族等の方針のお答えが求められます。
ご本人は、“今日を・・今を生き”、“坂道を降っていっている高齢者”です。私は、この仕事に就いて34年になります。それなりの学術業績を積み重ねてきた自負もあります。また、多くの利用者の皆様に“よくなって”いただけました。一方、本当に多くの転倒、誤嚥等の事故にも出会い、自身の父母を含め多くの方々を“看取って”まいりました。
高齢者には“限界と寿命”がまいります。最後の「納得のいく寿命」は、ご家族の手にあります。「穏やかなること・・」が重要です。 謝々!
理事長 髙椋 清 拝

ご利用に際して
私共のご利用に関しては、いくつかのポイントがございます。
いずれも要介護となった利用者ご本人が終末に至るまで、あるいは寿命を迎えるまでの重要事項です。
恐縮ですが、初診時にはお答えを確認させていただきますので、ご理解の上、ご準備ください。
- 要介護認定を受けているか? 申請を行ったか?
- 年金等での利用者負担とその手配は大丈夫か?
- “何を目的に”私共を利用されようとしているのか?
- 本人がどのような状態でも“何とか自宅に”戻してあげたい。
- 主介護者として「時間(管理)、手間(介助)、心づかい」を掛けられる方がおられますか?
- ご自宅は、リフォーム可あるいは福祉用具を設置・使用できる状況ですか?
- リハビリ終了、あるいはリハビリで改善しないと評価されたら、私共の特養ホームを利用したい。
- リハビリ終了後は、どこかの有料ホーム等を利用したい。
- 本人が終末期であることを理解。寿命に対応してもらいたい。
- 本人の臓器障害重度を理解、多くを求めないが穏やかに過ごしてもらいたい。
- 本人がどのような状態でも“何とか自宅に”戻してあげたい。
- ご本人は、私共を利用(入所、入居等)されることを理解し、納得しておられるとお考えですか?
- ご本人の認知機能低下の状態は、どの程度であると考えておられますか?
- ご本人の周囲に影響を及ぼす行動障害(BPSD)を理解しておられますか?
- ご本人の様々なご希望は、現実感のある(周囲の状況も理解した)ものであると考えておられますか?
- ご本人の心身の機能(生活機能)は改善するとお考えですか?